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110地球温暖化の基礎知識 アーカイブ

2008年06月04日

京都議定書

地球温暖化を抑制するための国際的枠組みである「京都議定書」で議決されている内容としては、その原因となる温室効果ガスの削減率を各国別に具体的に定めてあります。

「京都議定書」で設定されている世界各国の温室効果ガスの削減目標は、2008年から2012年までの期間中、温室効果ガス6種類の排出量を、基準年とされている1990年と比べ、最低でも5%削減することを求めています。

また、「京都議定書」が策定される前から技術的な対策に依存するのではなく、化石燃料を使用しない方法で化石燃料の由来排出量を減少させてきた北欧諸国などは「京都議定書」の目標値が緩く設定されています。

世界各国が目標達成する事は「地球温暖化」の緩和にとって不可欠な条件となります。

先進諸国の中で、又、世界最大の二酸化炭素発生国のアメリカ合衆国が、「京都議定書」から離脱していることは、地球温暖化を無視した自己経済利益のみの考えであると世界中から非難されています。

一方で京都議定書そのものが、欧米諸国の政治的圧力であると言う声もあがっていますが、本来は「地球温暖化」と言う問題に対し、全世界共通認識で目標をしっかりと持ち、取組む事が必要なのですが。

近年の進捗では、オーストラリアも当初離脱していましたが、政権交代を期に2007年12月3日に批准しました。

2008年06月05日

地球温暖化の歴史

あまり聞きなれないと思いますが、地球の気温に関しては1980年代前半までは、地球寒冷化と唱えられていました。

気象観測技術や研究が進むにつれて、地球が温暖化に向かっており、人類が排出する温室効果ガスが重要な影響を与えていることが世界中で合意されていきました。

地球温暖化とはその名称通り、地球全体の気温が上昇し様々な影響を与えるものですが、過去の気温に比べ実際に気温が上昇しています。

地球表面における現在の大気や海洋の平均温度は、1896年から1900年の5年平均値と比較して、0.75℃暖かくなっています。

過去の気温の測定手段としては、自然界のプロキシを使用して復元されますが、同時に地球規模で最新計測機器を使用した気温の直接的な観測を1860年頃から始めていますので、過去50年位は詳細データも揃っています。

又、1979年から、対流圏温度を衛星観測すると言う最新技術を駆使した観測も行っています。

この様な詳細測定データや過去の気温推移からも地球温暖化が進んでいることは間違いなく、年々気温が上昇していってしまう予測にも信憑性があります。

やはり、ひとりひとりが出来る事をすぐに実行し、又、政治や企業などの組織的な活動、国全体での活動、世界共通した温暖化を防ぐ活動が今最も必要なのではないでしょうか。

2008年06月06日

地球温暖化の原因

地球温暖化は、地球上において本来の自然由来の問題と人的な要因に分けられます。

地球温暖化は人類が発生させた温室効果ガスの放出が主な要因とされています。

一度発生した二酸化炭素などの温室効果ガスは、驚く事に約100年間、地球の気候や気
象状況、海水などの影響を及ぼされるのです。

自然現象として太陽が放射する熱量などの変化量は、上記に述べた様な人的な要因に比べ
て、ほんの数%程度しかありません。

地球や地球を取り巻く自然現象だけでは現在に至る地球温暖化は起こりえないとされています。

やはり地球温暖化の原因として温室効果ガスの一種である二酸化炭素、メタンなどの影響が大きいとされています。

他には人類の土地開発、エアロゾルの使用など様々な原因があると推定されています。

では、二酸化炭素の濃度に重要な関係を持つ世界中の森林破壊について考えて行きましょう。

地球上において、実に陸地の4分の1は森林にあたりますが、その森林は、二酸化炭素を
吸収し酸素を放出し、水を蓄え、大地に栄養を与えます。

しかしその豊かな森林も、あと100年余りで無くなってしまうと報告されています。

今生きている私達は100年後にはほとんどの人が生きてはいませんが、私達の子供、ま
たその子供は間違いなく存在するでしょう。

酸素を作り出すこと、栄養の高い水を蓄えること、大地を育てること、食べ物を作り出す
ことなど、生活の原則となる機能全てに深い関わりを持ちます。

ある程度の森林伐採は生きていく上で必要なのかもしれませんが、それ以上の森林伐採は
私達だけでなく、地球そのものを脅かす危険行為なのではないでしょうか。

2008年06月07日

地球温暖化のメカニズム

「地球温暖化」の原因であるとされている「ガス」には様々な種類があります。

化石燃料の使用が産業革命以降増え続け、その結果、大気中に含まれる二酸化炭素量も増加しているのです。

私たちに暖かい日差しを与えてくれる太陽の光は、地球における大気を素通りして地面を暖めてくれます。

それによって地表からは熱が放射されますが、その熱を温室効果ガスが吸収して大気を暖めてくれているのです。

温室効果ガスが人類に必要なガスであると言うことは分かって頂けたと思います。

一人あたり排出量を見ても分かる様に、工業、産業の進んでいるアメリカ、ロシアや日本などの「先進国」が大きな割合を占めており、「地球温暖化」緩和への重い責任を担っているのも分かります。

温室効果ガスは、二酸化炭素の他にもメタン、一酸化二窒素、フロンなどが挙げられます。

メタンの排出原因の半分以上が化石燃料の燃焼や、埋め立てなどの土地開発が原因と報告されています。メタンの大気中濃度も1750年から150%増加傾向にあり、現在も進行中です。

フロンは皆さん良くご存知と思いますが、オゾン層を破壊する性質を持っています。

二酸化炭素の濃度は、産業革命前の1750年には280ppmとなっていますが、近年の2005年では379ppmと35%も増加しています。

様々な観測や過去予測の結果から、過去2万年で最大の増加率と報告されています。
このまま地球温暖化が進むと2100年頃には1750年と比較して2倍~3倍まで増加すると予測されています。

二酸化炭素を排出している量が最も多い国はアメリカで、年間50億トン以上を排出していると報告されています。この数値は全世界の24.4%にあたり、アメリカの二酸化炭素排出量を削減することで大きな効果が得られるでしょう。

日本の二酸化炭素排出量はアメリカの約4分の1以下となりますが、それでも世界第4位と排出量の多い国なのです。

人口比率の切り口から見てもアメリカは一人当たり排出量が最も多く、日本の約2倍、中国の約9倍、インドの約18倍と報告されています。

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